7月号より
今年初めて蝉の声を聞きました。「あれ、なんの音?」と、1年生。「蝉の声だよ。」と近くの1年生。「学校にはたくさん蝉がいるよ。楽しみね。」と私。「うん。」とにっこり。誰にも、初めてはあります。この子がきっと蝉の声と共に、夏の初めを感じ、鳴く蝉の変化に夏の終わりを感じることができるようになっていくのでしょう。いよいよ夏本番。子どもたちが楽しみにしている夏休みまで、あとわずかとなりました。 観音田んぼの稲も田んぼの木の枠から10cmほど伸び、順調に成長しています。皆さん「豊年エビ」というのをご存じですか。エビのような形で、体長は2cm程度、背を下にして11対ある足を動かして泳いでいます。これがたくさん田んぼに見られた年は豊年になるということから、こういう名がついているそうです。運んでいただいた土の中に「豊年えび」の卵は混じっていたのでしょう。観音田んぼにも、「豊年えび」が元気に泳いでいました。生存期間は短いようで今はあまり見られません。でも、この秋は豊作になるかもしれません。楽しみです。 学校ではあちこちの教室から平和を願う歌声が響き、呼びかけの声が力強く聞こえてきます。16日の平和集会に向けて、各学年練習に励んでいるところです。夏休み前の大きな行事です。都合の付く方はご参加いただいても構いません。共に平和について考えましょう。 4月から通学服について新たにスタートしました。保護者の皆様のご協力で、かなり基準服あるいは基準服に準ずる服装が増えてきました。今年度は移行期間ということで、各家庭で徐々に準備をしていただいていることと思います。6年生は、最高学年として基準服で登校するよう子どもたちも気をつけているようです。さらに、その着方も学校のお手本になっています。
言葉は人と人とのコミュニケーションをとる手段として、とても大切だと考えています。自分の気持ちをうまく伝えることができると、どれほど楽でしょう。自分の嬉しい気持ちやつらい気持ちを受け止めてもらったとき、喜びは二倍になり、悲しみは半分になったように感じます。人は一人よりも二人、人と関わることで、自分の人生がより豊かになります。長い夏休み、子どもさんの話を聞く、良い機会にしていただければと思います。 |